独身女アラサーコスプレイヤー、家を買う⑨~ベランダなベランダ~

※この記事は超雑記なので、物件購入の流れの参考とかにはなりません。今まで以上にゆるく読んでください。

5月末、いよいよ決済を終えた私が次に取り掛かったのはそう、勿論引っ越し準備です。

本当に無事決済日を迎えられるのか最後まで半信半疑だったので、ぶっちゃけあまり準備をしていなかった。(せいぜい引越業者に予定日の2週間前に連絡取ったくらい)

引越予定日に設定していたのは決済日の1週間後、とても近い。自分でもなんでこんな直近に設定してしまったのかと言うくらい近く、なんなら運悪く仕事で前日前々日が長丁場の仕事という体たらく。

しかし時間は待ってはくれませんので…必殺さぎょいぷを炸裂させながら、口と手を動かし、なんとか間に合わせました。

ここからはちょっとだけ特殊だったかもしれない引越条件と、業者さんとのエピソードをご紹介。

私の分霊箱~お見積りを添えて~

一人分とは思えぬ物量(結果的に40箱弱)を誇る私の引越、やっかいなことに荷物が3か所に分散していました。

自宅、トランクルーム、祖母宅です。

何故こんなことになったのかというと、シェアを始める際に全ての荷物を持っていけないということで、段ボール3つ分とベッド、ぜったいに起きられないカビゴンクッション(驚異の高さ150cm)を祖母宅へ、使用頻度の低いコスプレ衣装やグッズをトランクルームへ預けていたのです。どれも大事で断捨離できなかったので、しかたなしに分けたわけですね。

最初の関門は、この3か所を全部回るか回らないかでどれだけ金額が違ってくるのかという点。

引越業者さん立会のもと、実際に部屋を見てもらいながら物量と値段を決めます。

一通り見てもらった後はいよいよ分散した荷物について話が及びます。

まさか全部を一緒に見て回るわけにもいかなかったので、残り2か所については口頭で物量をお伝えしたのですが、いつも説明が難しい……というよりは気恥ずかしさと面白さがこみ上げてしまうのがカビゴンくんの説明の時。

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/mamemochi_normal_R.png
うしお

あのですね、ひとつ大きなクッションがありまして……

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/businessman_L.jpg
引越業者さん

どれくらいの大きさですか?

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/mamemochi_normal_R.png
うしお

それが、結構大きくて、これくらい(カビゴンをかたどったジェスチャー)

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/businessman_L.jpg
引越業者さん

これくらいですか (カビゴンをかたどったジェスチャー)

律儀にまねしてくれる業者さん(推定20代)。ちょっとほっこりした。

実際に見てもらった方が明らかに早いので観念して、商品ページを検索して見せました。すると大体ちょっと面白い顔します、皆さん。笑いそうになるのをこらえるような、苦笑いのような。いいんだよ、思いっきり笑っても。思い出して、ポケモントレーナーだったあの頃を。

あの頃ぼくらは確かにポケモントレーナーだった

さて、そんな甘酸っぱい数分を経てお見積りの結果が出ます。

3か所回るのが高ければ、いっそトランクルームだけ回ってもらって祖母宅は後日知人にでも頼もうかと思っていました。

ここで3か所の位置関係を整理すると

  • 自宅 ⇔ トランクルーム 約1km
  • 自宅 ⇔ 新居 約11km
  • 自宅 ⇔ 祖母宅 約18km

で、新居とトランクルームは現自宅と祖母宅の中間地点にあります。理想ルートは現自宅→トランクルーム→祖母宅→新居。

結果的には

  • 現自宅とトランクルームは距離が離れていないため1か所扱いで0円
  • 祖母宅を経由するかしないかの差額は1万円

意外にも、たった1万円しか違わない。それなら全部回った方がお得ですね。

業者さんの詳しい料金形態は分かりませんが、聞いてみたところによると料金の上下は距離や回る箇所よりもトラックの容量や人員数によるみたいです。もちろん使用する業者によっても違うと思います(今回使用したのは0123の○ートさん)

さらに、前回利用した時の見積を引き合いに出してお値段交渉したら、初回に出された見積金額の2/3くらいになったので、比較や記録は大事ですね。

いざ船出

ただの引越、ごく普通に荷物を運び出して終わるだけで特に記事に書くこともないかなと思ったのですが、ちょろちょろこんなことあるんやな案件があったのでご紹介しますね

増減する引越ファイターズ

無事、全ての荷物の梱包を終えた引越当日。事前に「3人うかがいますね」と連絡を受けていたので「3人くるんやな」と思いながら待ち受けていました。

いざ扉を開けてみるといたのはリーダー格のおじさん含む4人の精鋭たち。見ると明らかにバイトと思われる年若い大学生らしき子がいたので、急遽助っ人に入ったのでしょう。

 作業が始まって一時間半、そわそわしながら搬出を見守っていると、「手伝いに来ました!」とちょっと仕事が出来そうな中堅ぽい好青年が参入。

聞けば、同日同時間帯、同じ建物内で別の世帯も引越するとのこと。そちらの手が足りているのでこちらへ来たそうです。

ここファミリー物件メインなんだけど、一人分の搬出に助っ人来るってなにごと…。そんなに多かったかな、40箱…。(それ以外の大型家具もある)         

しかもいつのまにか颯爽と消えていました。これぞ助っ人。       

脱ぎませんか

本棚の隙間に平たいものが落ちたまま気付かないことってあるじゃないですか。うちわとか。

「これどうしますか?」

不意におじさんからかけられた声、上がる視線、空高く掲げられたおじさんの手の中でくるくると回るファンサうちわ。

そう、ファンサうちわ。

しかも刀ミュ村正仕様。

書いてある文言はお察しですね?

うちわがないので実際に作成したデータを掲載

心のうしおが地に身体を投げ出してもんどり打つ中、現実のうしおはポーカーフェイスなのでスマートに対応します。

「……す、捨てまぁす」

おじさんからうちわを受け取り、すばやく柄を折ってゴミ袋にシューーッエキサイティン!!!してしまいましたが、なんてもったいないことをしてしまったんだろう。そしておじさんはこのうちわを発見してどう思ったのだろう。

お互いポーカーフェイスなので真実は一生闇の中です。

ベランダなベランダ

ベランダの意義について考えたことのある者がいったいどれほどいるでしょうか?

巷ではべランピングなるものがはやり、自粛の中でささやかな外を求める動きが活発になっています。

ベランピングとは何ぞ?という方は、こちらのHPで分かりやすく紹介されています。

大半の人にとっては、ただ洗濯物を干すだけの場所でしかなかったベランダ、室外機を置くためだけのスペースだったベランダ。私にとっては、塗装スペースでもあったベランダですが、それ以上でも以下でもありませんでした。

いや、今もそうだけどね?

新居の推しポイントといえば、初回でも散々ご紹介しましたが、とっても広いベランダ、いえ、ルーフバルコニー。

広々塗装スペースを求めて引っ越してきたこの新居のバルコニー。相変わらず広くて最高です。

積み荷の搬入中、この広いバルコニーを見ながら中堅作業員のお兄さんがじっとたたずんでいました。その背中はたそがれているよう。

不意にこちらを振り向いたかと思うと

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/mamemochi_variation_ase_L_papa_R.png
引越作業員さん

これまで多くの家を見てきました。ベランダがある家は多いですが、ただあるだけです。この家はベランダが活かされていますね

……なんて?

先手必勝油断大敵……予測不能すぎて、ろくにうまい返しもできなかったことが悔しい。

誰か教えてほしい、活かされているベランダの定義とは?

そもそもベランダとはなんなのだ……その謎を解き明かすため、我々はアマゾンの奥地へと向かった。

ベランダとルーフバルコニーの違いについてはこちら

大変勉強になりました(笑)

2階以上でひさしのあるものがベランダ、ないものがバルコニーなんですね。

ならば、かつて1階に住んでいた時のベランダは何というのか……新たな疑問が生まれてしまいました。テラスでいいのだろうか……。

そして結局活かされているベランダの最適解は見つからぬまま……。

その道の人

作業員さん達がずっと気になっていたらしい荷物、そう、それはカビゴン(本日2回目の)。

梱包材を剥いでいたら、「カビゴン」「カビゴンだ…」とお兄さんたちの声が上がり始めました。

件のベランダ論お兄さんが再び口を開きます。

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/mamemochi_variation_ase_L_papa_R.png
ベランダお兄さん

そういったお仕事の方ですか?

http://usio-kobo.com/wp-content/uploads/2020/04/mamemochi_variation_normal_L.png
うしお

……はい?

そういったってどういった?察しが悪いのでなかなか理解が追いつきませんが、つまりは「pkmn関係のお仕事の方ですか?」と聞きたかったらしい。

私の場合、あくまで夢を追ってしまったかつてのポケモントレーナーなだけですけど。

世の中、こんなバカでかいぬいぐるみがあるとその道の人かと思われるらしい。

ちょっと不思議だったんですけど、すぐに種明かしがありました。

というのも、ベランダ兄さん、かの有名な○ンピースの作者さん宅の引越に携わったことがあるそうで、ご自宅にド○ゴン○ールの等身大フィギュアがあったらしいんです。

何かでもらったんですかね?

なので、ベランダ兄さんにとっては、大きなキャラクターグッズがあるのは近しい仕事をしている人だから、という経験則があるみたいですね。なるほど。

まあ、私はポケモントレーナーなだけですけど。

ーーー

ただの個人的な引越エピソードですが、ちらほら面白いことがあって充実した1日でした。

次回は、もう少しノウハウらしく、大きなぬいぐるみを輸送する時の記事を書こうと思います。(一体どれだけの人がそんな機会に行きあうというのか)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です