※この記事は、群馬県にあるMaa Studio Grayさんで炎撮影をすることを前提に書いています。
コスプレイヤーなら誰しも…とは言いませんが、ガチ炎で撮ってみたい、そんな推しキャラのシチュエーションに遭遇した方が少なくないはず。また、こんな迫力のある構図をガチ炎で撮ってみたい!と思ったカメラマンさんも少なくないはず。
でも、炎撮影ってどうしたらいいかわかんないな
火を扱うのってやっぱり危ないよね…
炎撮れるカメラマンさんの知り合いいない
炎ってどうやって撮ればいいのかわかんないな…難しそう
そんな壁にぶち当たって断念する方も多いかと思います。実際、そういう話を耳にしたことも何度かありました。
そこで、Grayさんで撮ったり撮られたりした回数だけはそこそこのうしおが、炎撮影する時何に気をつければいいのか、どういった準備をしたらいいのか、こう撮るにはどうすればいいのか等について、コスプレイヤー側の視点・カメラマン側の視点の両方を加味して書いていこうと思います。
それでは早速、炎撮影ができるスタジオさんを紹介!
Maa Studio Gray
国内でも相当貴重な、ガチ炎で撮影ができるスタジオさんです。炎だけでなく、6m以上の高い天井から水を降らせることもできます。最近、降水設備が進化して、エリアを分けたりできるようになりました。
所在は群馬県前橋市です。
他に、White,Black,Silver,Mixという系列スタジオが伊勢崎市にあります。
スタジオさんのツイッターはこちら
料金プラン
前橋駅からは少し遠いのですが、VIPプランでは送迎サービスが付きます。通常プランとVIPプランの違いはざっくり説明するとこんな感じです。(料金は一人当たり)
通常プラン | VIPプラン | |
---|---|---|
基本料金(一人当たり) | 8000円 | 10000円 |
利用時間 | 9:00~17:00 | お好きな8時間 |
新聞紙の提供 | なし | あり |
ダンボールの提供 | なし | あり(在庫次第) |
送迎 | なし | あり |
遠方からの遠征、新聞紙や段ボールの用意が難しい方は、少し高くてもVIPプランがオススメです。送迎もついて+2000円はぶっちゃけ安いと思います。
お一人様プラン(2020年4月6日現在)
コロナの影響でどこのスタジオさんも苦しい状況です。そんな状況に配慮しつつ、Grayさんではスタジオまで自力で来られる方を対象に、オプション料金含みぴったり10000円+無料撮影サービスプランを始められたようです。コロナが落ち着くまでの間ですので、いつまで続くのかは未定。なかなか難しいところもあるかもしれませんが、相当お得なプランなのは間違いありません。
事前振込での協力(2020年4月6日現在)
『ご利用日未定』でも、将来的に利用する予定がある方を対象に1口5000円から、スタジオ代の事前振込の募集ツイートがありました。私としても、大好きなスタジオさんがコロナの影響でなくなるのはしのびないので協力しようと思っています。
この記事を読んで、時期未定だけど必ず利用するぞ!という方がいらっしゃったら是非Grayさんのアカウントに連絡してみてください。また、私自身もカメラマンとしていくらでも出動しますので、お気軽にお声掛けください。
撮影ルーティーンは大体以下の形で行うのがオススメです。
温度が高く、煙も充満している空間に長時間いることになるので、適度に休憩を取ることが非常に大切です。具合が悪くなったら絶対に無理をせず、その場を離れて空気のいい場所に移動してください。
おおまかなルーティーン
このルーティーン1回で大体20~30分かかります(簡単なセッティングの場合)。
撮影スケジュールを組む際は、1回のセッティングにどれくらいの時間がかかるか想像して組むとよいです。
※1火の勢いが弱まったところに灯油を足すこと。慎重に行うこと。なるべく経験者に任せる。
セッティング
撮りたい構図に沿ってセッティングを行います。燃やすものは、新聞紙と段ボールがメインです。セッティングが終わったら、多すぎず少なすぎず、まんべんなく灯油をかけます。これでセッティングは完了です。
着火順・場所の確認
新聞紙は火の回りが早く、段ボールは全体に火が行きわたるのに時間がかかるため、どういう順番で着火すれば、ちょうどいい炎の状態で写真が撮れるか入念に確認します。素材別の燃え方の特徴等は、また別の記事で紹介します!
構図・ポージングの確認
理想的な形で炎が燃え盛っている瞬間はそう多くありません。しかも1回ごとのセッティングには時間がかかります。そのため、撮れ高を高めるために事前のポージングや構図の確認は必須です。
撮影・追い灯油
いざ着火して、撮影開始です。炎の形は大体読めないので、どんどん撮影していきましょう。着火して数秒~十数秒で概ね炎はピークに達します。その後は下火になり、灰が舞ったりするので、ほしい構図に応じて撮り続けます。火に勢いがほしい時は、いよいよ追い灯油です。スタジオ併設のジョウロから灯油をかけて炎の勢いを取り戻します。この時、追い灯油係がいると非常にスムーズです。追い灯油は2,3回にとどめましょう。
排煙&休憩
撮影が終わったら休憩を兼ねて排煙時間を取りましょう。煙が充満していると、その後の撮影で綺麗に撮れません。確実に煙を吸っているので、具合が悪くならないように対策する意味もあります。水分補給も忘れずに。
次の記事では、炎撮影の際に必要な事前準備について書きます。